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巴 ストーリーまとめ

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第一話〜第五話

□ 第一話

セーラー服に身を包んだ夏八木 巴(17:松浦 亜弥)はごく普通のイマドキの女子高生。
しかし、巴には一風変わった父親・夏八木 正平(47:中村雅俊)がいた。その正平の職業とは「柔道家」。
自分の家の道場で近所の子供たちに柔道を教えているのだ。
巴は柔道家の娘として生まれ、幼いころに母親をなくしたことから炊事・洗濯などの家事を全て一人でこなしてきたのだった。
そのため普通の女子高生としての青春を謳歌することができず、「柔道家」の父親とはたびたび衝突を繰り返していた…。
父・正平は柔道教室の子供たちには優しい先生だが、家に帰ると一転、娘の巴に対してだけは口うるさいガンコ親父の顔になってしまうのだった。
巴は実は子供の頃は正平に柔道を習っていた。
ジュニア大会でメダルをとったこともあり、将来を嘱望されてもいた。
しかし、ある事件をきっかけとして、父・正平と柔道のことが大嫌いになり、それ以来、柔道着にソデを通したことは一度もない。
そんな巴には父親に言っていない秘密があった。
それは春から「一人暮らし」をすること。
わざと実家から遠い大学に進学することで父親から逃げようとしていたのだった。
「もーイヤなの。こんな生活、お父さんも柔道も嫌いなの!」

そんな時に事件は起こった。
正平が傷害罪で警察に捕まってしまう。
武道家として多くを語ろうとしない正平はますます追い込まれていく。
しかしこの事件がきっかけで巴は父の自分に対する隠された想いを知ることになる…。

正平が傷害罪で捕まったため、柔道教室は閉鎖寸前に追い込まれていく。多くの子供たちが次々とやめていってしまう中、何人かの子供たちはかたくなに正平の道場に通い続ける。
しかし、残ったのはほとんど柔道のできないダメダメな子供たちばかり。その子供たちの中に一人のいじめられっ子の文也(9)がいた。
柔道を始めたばっかりで受け身しか習っていない文也。
そんな文也をいじめから克服させるために巴はいじめっ子との試合を計画する。子供たちと協力しながら一生懸命柔道を教える巴、それに応えようとする文也。そして試合当日、全てを出し切ろうとする成長した文也がそこにはいた。
しかし相手の子供は文也よりもはるかに大きく強い。
全く勝負にならず、あっという間に投げられてしまう文也。
しかし文也は、投げられても投げられても、そのたびに立ち上がり、相手の男の子に立ち向かっていく…。
投げられるたびに、一生けんめい練習してきた見事な「受け身」をとりながら…。
「頑張った…文也クン頑張ったよ…すごかったよ…」

感動の涙を流す巴。
その夜、巴は10年ぶりに柔道着にそでを通してみるのだった・・・。
留置所から戻った父・正平は柔道着に身を包んだ巴を見て思わず涙ぐむ。
この先、父と娘の関係はどうなっていくのか・・・?
そしてダメダメな子供たちの柔道チームは、勝利を味わうことができるのか…?


□ 第二話

10年ぶりに柔道着にそでを通し、子供たちと共に柔道をするようになった巴。
娘と一緒に柔道をやれることになり喜びにわく正平。
すべてがうまくいきかけた夏八木家・・・のはずが、巴は再び始めた柔道をまた辞めると宣言。
そこには亡き母親への様々な思いがあった。
そんな時、正平は前回に起こした事件(チンピラに絡まれている女性を助けたのだが、柔道の有段者であったため過剰防衛となってしまった)が問題となり、柔道連盟から謹慎処分を受けてしまうのだった。
それによって夏八木道場は監督不在により大会への参加ができなくなってしまう。
大会の出場へむけ練習に励んでいた子供たちに対して正平は土下座をして泣いて謝るのだった。
それでもなんとか子供たちを大会へ出場させたい正平は、ある事を決意する。
それによって巴は亡き母親の秘められた想いを知ることになるのだった・・・。


□ 第三話

亡き母親と正平の柔道場への想いを知った巴は、再び柔道と正面から向き合うようになる。

謹慎処分を受け指導できない正平の変わりを勤め、夏八木道場で子供たちの監督となった巴。
慣れないながらも一生懸命子供たちを導こうとするのだった。
そんな時に夏八木道場のライバル、横山道場との練習試合が決定し、巴はより子供たちへの指導に励むようになる。

しかし、巴は指導するという責任の重さに気づいていなかった。
練習では勝ちにこだわる美紀子とその他の子供たちでケンカがおこり
美紀子はケガをしてしまう。
4人では練習試合ができない。バラバラになってしまうチーム。

そして練習試合当日・・・。

□ 第四話

練習試合には負けたものの、それによって結束が強くなった巴と子供たち、そして正平。

夏休みが始まって、夏八木道場に穏やかな日々が戻ってきたかのように見えた。
ところが家計が火の車であったり、巴は学校の補習を受けたりと相変わらずのドタバタ模様。

しかも、結束の強まったはずだった夏八木道場を辞める子供がいた。
練習試合でみっともない負け方をしたと思っていた剛は、柔道をやめてしまう。
なんとか引きとめようとする巴と他の4人の子供たち。
しかし、剛が辞めることに対して正平は予想もしなかった言葉を口にする。そんな時、新たに夏八木道場への入門希望者が出てくる。いったんは辞めた子達が正平の指導を受けたくて戻ってきたのだった。

それによって夏八木道場を中心に、またハプニングが起きようとしていた・・・。


□ 第五話

夏八木道場では毎年行われている夏合宿。
子供たちが夏八木道場に泊まりこみ、毎日汗を流す恒例の行事。

巴も昔は参加していたこの合宿には、思い出がたくさん詰まっているのだった。元気よく夏八木家に訪れる子供たちとともに2泊3日の合宿が順調にスタートした。かのように見えたが・・・。
しかし、突然舞い込んできた恋の話に夏八木道場の合宿はとんでもない方向へ進んでいくことになってしまう。
巴・正平・子供たち、さらにこの夏八木道場合宿に意外な人たちも参加することになり、ますます大混乱に。

そんな中、巴は昔、合宿で自分がもらった時と同じようにたくさんの楽しい思い出を子供たちに持って帰ってほしくて奔走する。
そんな時、健太郎が引越すことが決まり、道場を去っていくことがみんなに告げられる・・・。


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